雑草対策(防草シート・砂利・土間)、自分でやるか業者か

この記事は、どちらかを勧めるためのものではありません。判断に要る材料を、できるだけ正直に並べます。雑草対策は、方法によってDIYの難しさがまるで違います。防草シートを敷いて砂利をのせるのと、土間コンクリートを打つのとでは、同じ「雑草対策」でも別の工事です。先に方法を分けて考えるのが近道です。

材料の量は、このページでは計算しません 防草シートの本数と固定ピンは防草シートの必要量とピン本数、上にのせる砂利は砂利・砕石は何袋必要か、小さな範囲をセメントで固めるならインスタントセメントの必要袋数で計算できます。このページは、その手前にある「自分の手でやれる工事かどうか」の判断材料に絞っています。

先に:自分でやったほうがよいケース

後回しにすると読み飛ばされるので、先に書きます。次のどれかに当てはまるなら、DIYで十分に成立することが多いです。

DIYが向いている条件

逆に、範囲が広い、土を掘って下げる必要がある、コンクリートで固めたい。この条件が重なるほど、DIYの負担とリスクは増えます。以下で、方法ごと・工程ごとに中身を見ていきます。

論点1:方法を3つに分けて考える

方法DIYでの難しさやり直しのしやすさ
防草シート+砂利低め。重いのは砂利の運搬しやすい。シートをめくれば元に戻せる
固まる土(防草砂)中くらい。下地の平らさと水のかけ方で仕上がりが決まるしにくい。固まった後は割って撤去になる
土間コンクリート高い。掘削・型枠・鉄筋・打設・仕上げを短時間でこなす必要がある非常にしにくい。失敗すると壊して打ち直し

防草シートの種類(織布・不織布、厚み、耐用年数の考え方)は防草シートの選び方で整理しています。土間コンクリートについては、駐車場の土間コンクリート、自分でやるか業者かに判断材料をまとめています。駐車場でなくても、庭の土間で重くなる工程は同じです。

論点2:除草と根の処理 ── 敷く前の準備が結果を決める

どの方法でも、今生えている草を残したまま上から覆うと、うまくいかないことが多いです。草が枯れて腐るとシートの下に空洞ができ、地下茎で増えるタイプの草は、すき間や継ぎ目から伸びてきます。

論点3:地面の高さ ── 「上に足す」か「掘って下げる」か

砂利や固まる土は、地面の上に厚みをのせる工法です。そのまま上にのせると、仕上がりの高さが上がります。ここで次のことが問題になります。

掘る必要があるかどうかは、計画した砂利の厚みと、いまの地面の高さの関係で決まります。厚みを決めたら、砂利・砕石は何袋必要かで量を出すと、運ぶ重さの見当もつきます。

論点4:水の流れ ── 固める方法ほど重要になる

防草シート+砂利は、雨水がある程度しみ込みます。一方で、固まる土や土間コンクリートは、表面を水が流れるため、どちらへ流すかを決めておかないと、水たまりや建物側への流れ込みが起きます。

勾配は「何mにつき何cm下げるか」という単位の話で、目視では判断しにくいところです。水たまりの原因と勾配の考え方は庭に水たまりができる原因と排水勾配にまとめています。勾配を付け直す必要がある場合は、それ自体が工事の中心になることを覚えておいてください。

論点5:運ぶ量 ── 面積が広いと、重さで決まる

砂利は、面積と厚みに比例して重くなります。袋で買うと、1袋ずつ車に積み、降ろし、庭まで運ぶ回数が面積に比例して増えます。狭い範囲なら苦になりませんが、広くなるほど、作業時間の大半が運搬になります。

論点6:維持 ── どの方法も「何もしなくてよい」にはならない

防草シートの上に砂利をのせても、砂利の上に飛んできた種や土ぼこりから、草が生えることはあります。シートの継ぎ目や端、構造物との取り合いも、草が出やすい場所です。固まる土も、ひび割れや欠けから草が出ることがあります。

業者に頼む場合も同じで、どの程度の期間、どこまでを保証の対象とするかは業者によって扱いが違います。見積もりを取るときに確認してください。

まとめ:方法・面積・高さの3つで答えが変わる

条件DIYの負担・注意点
狭い範囲・平らな地面に防草シート+砂利軽い。運搬もやり直しも自分の手に収まりやすい
広い範囲に防草シート+砂利中くらい。作業の大半が砂利の運搬になる
地下茎の草が広がっている中くらい〜重い。除草と根の処理に時間がかかる
仕上がりの高さを上げられない(掘る必要がある)重い。掘削と残土の処分が加わる
固まる土で仕上げたい中くらい〜重い。下地の平らさと勾配が仕上がりに直結し、やり直しが難しい
土間コンクリートで固めたい重い。掘削・型枠・鉄筋・打設を短時間でこなす必要がある

狭い範囲を、防草シートと砂利で、地面の高さを変えずに仕上げる。この条件がそろえば、材料をそろえて自分で進められる範囲に収まりやすくなります。量は次のツールで確認できます。

狭い範囲を自分で仕上げる方向なら、まず材料の楽天リンクをご覧ください。

頼む可能性があるなら、比較の材料を持つ

範囲が広い、掘って下げる必要がある、固まる土や土間コンクリートで仕上げたい。こうした場合は、複数の業者から見積もりを取ると、除草・残土処分の範囲や、勾配の付け方、保証の考え方の違いが見えてきます。1社だけでは、その内容が自分の庭に合っているのかを比べようがありません。

頼む前提でなくても構いません。自分の庭に何が必要とされているのかを、外から見てもらう手段として使えます。複数社の見積もりをどの軸で比べればよいかは、次の記事にまとめています。

ご利用にあたって 本記事は、庭の雑草対策を自分で行うか業者に依頼するかを検討する際の一般的な判断材料をまとめたものであり、施工方法や防草効果を指示・保証するものではありません。 除草剤・防草シート・固まる土などの製品は、必ず各製品の表示と説明書に従ってご使用ください。地面の高さ・勾配・排水の扱いは敷地の条件によって変わるため、必要に応じて専門家に確認してください。 材料を購入する場合は、現地をご自身でメジャー採寸したうえで、余裕を持った数量で発注してください。同じ製品でも製造ロットによって色味が異なることがあります。 本サイトは、本記事および本サイトの利用によって生じたいかなる損害についても責任を負いません。