人工芝は何ロール必要か

敷きたい場所の寸法を入れると、必要面積[㎡]と必要なロール数[本]がその場で出ます。端材が何㎡出るか、そして敷く向きを変えるとロール数がどう変わるかまで表示します。

必要なロール数

—本

—

敷く面積(実寸)
— ㎡
買うロールの総面積
— ㎡
端材(余る量)
— ㎡
無駄率
— %
継ぎ目の合計長さ
— m
採用した向き
—

いま計算している割付

採用した向きで、ロールをどう並べるかを描いています。オレンジの破線が継ぎ目で、ここをジョイントテープで留めます。「端材」と出た帯は、幅が余っている部分です。向きを変えると継ぎ目の本数と端材の量が変わります。

敷く向きを変えたときの比較

敷く向きロール数端材無駄率継ぎ目
寸法を入力してください

同じ面積でも、ロールを伸ばす向きが変わるとロール数が変わることがあります。

この結果だけで発注しないでください 必ず現物をメジャーで採寸してから使ってください。庭は思っているほど直角でも平行でもありません。迷ったらロールを1本多く見ておく方が、足りずに後から買い足すより安く済みます(追加の1本は送料も色ロットも別になります)。

この計算は何をしているのか

人工芝はカーペットと同じで、決まった幅の「ロール」でしか売っていません。だから面積が分かっても、そのままでは買えません。幅で割って、長さで詰め合わせて、初めて「何本」になります。このツールがやっているのはその変換です。

手順は3つだけ

① 列数 = 切り上げ(敷く幅 ÷ ロールの幅)

幅3.2mの場所に幅1mのロールを敷くなら、3列では20cm足りないので4列です。切り上げるので、ここで必ず余りが出ます。

② 1列あたりの長さ = 辺の長さ ×(1 + ロス率)

1列ぶんの帯を何m切り出すかです。ロス率のぶんだけ長めに取ります。

③ ロール数 = ①の帯を、ロール1本の長さに詰め合わせた本数

長さ10mのロールから、2.75mの帯は3本取れます(10 ÷ 2.75 = 3.6 → 3本)。余りの1.75mは他の列には足りないので端材です。このツールは、長さの違う帯が混ざる場合(複数エリア)も、長い帯から順に詰めていって本数を求めています。

端材 = ロール数 × ロールの幅 × ロールの長さ - 敷く面積

端材には「幅方向の切り落とし」「長さ方向の余り」「ロス率で見た余裕」がすべて含まれます。無駄率が40%を超えるようなら、ロールの規格を変えると劇的に減ることがあります。幅1mと幅2mを切り替えて比べてみてください。

ロス率は何%見ればいいのか

ロス率は「サボりの余裕」ではありません。人工芝には、必ず捨てる部分と重ねる部分があります。

目安として、四角い場所を素直に敷くなら5〜10%、花壇や物置をよけるなど切り欠きが多いなら15〜20%を入れておくと安全側になります。初期値は10%にしてあります。

毛の向きを揃えないと、色ムラになる

ここが人工芝の一番の落とし穴です。人工芝の毛は、まっすぐ立っているのではなく、ロールの長さ方向に少し寝ています。この寝ている向きを「毛足の向き」「目」と呼びます。

毛が寝ている側から見ると光が反射して明るく、逆から見ると影になって濃く見えます。同じロールから切り出した芝でも、1枚だけ上下を逆にして並べると、そこだけ色が変わって見えます。張ったあとに気づいても直せません。剥がして敷き直しです。

これが計算に効いてくる 向きを揃えるという制約があるため、「余った端材を180度回して使う」ことができません。だからこのツールでは、帯の向きをすべて同じに固定したうえでロール数を数えています。実際より少なく出ることのないようにしてあります。

なお、どちら向きに毛を寝かせるかは仕上がりの好みで決めます。一般にはよく見る位置(リビングの掃き出し窓、玄関など)から見て、毛が手前に倒れてくる向きにすると、濃く深い緑に見えます。上の比較表で「ロール数は少ないが向きが好みと違う」場合は、ロール1本ぶんのコストと見た目を天秤にかけてください。

タテ張りとヨコ張りで、なぜ本数が変わるのか

面積は同じでも、幅で割ったときの切り上げが変わるからです。

たとえば幅5m × 奥行4m(20㎡)の庭に、幅1m×長さ10mのロールを敷く場合。

敷き方列数1列の長さ1本から取れる数必要本数
タテ張り(奥行き方向)5m ÷ 1m = 5列4m10 ÷ 4 → 2本3本
ヨコ張り(幅方向)4m ÷ 1m = 4列5m10 ÷ 5 → 2本2本

ロール1本ぶん、まるごと違います。人工芝の1本は数千円から数万円ですから、向きを変えるだけで金額が変わるということです。ロールの長さで割り切れる辺を「1列の長さ」に持ってくると、端材が減ります。

人工芝だけでは庭は完成しない

計算に含まれていない、別で買う必要があるものを挙げておきます。ここを忘れると、施工当日に手が止まります。

よくあるつまずき

「面積で買ったら足りなかった」

28.5㎡必要だからと30㎡ぶん買っても、幅が合わなければ足りません。面積ではなく、幅と長さで考えてください。このツールが列数まで出しているのはそのためです。

「後から1本買い足したら、色が違った」

人工芝は製造ロットによって色味が変わります。あとから買い足した1本だけ色が浮くことは珍しくありません。足りない可能性があるなら、最初にまとめて買う。ロス率を厚めに見る理由の半分はこれです。

「端材が大量に出た」

ロールの規格を変えてみてください。幅1mと幅2mでは、同じ場所でも無駄率がまるで違うことがあります。上の入力欄で切り替えれば、その場で比較できます。

自分で敷くか、業者に頼むか

ここまでは「何本買えばいいか」の話でした。ただ、人工芝で仕上がりを分けるのは、計算では出てこない部分です。判断材料になりそうな点を、正直に並べておきます。

敷く作業より、下地づくりのほうが本体です

人工芝そのものを広げて切って留める作業は、慣れなくても手順どおりに進められます。時間も手間もかかるのはその下です。地面の不陸(凹凸)をならし、転圧して締め固め、防草シートを張る。この工程の精度が、そのまま歩いたときの感触と見た目に出ます。下地が波打っていれば、人工芝を敷いても波打ったままです。上から見て平らかどうかは意外と分かりにくく、寝転がったときや夕方の斜めの光で初めて気づく、ということが起こります。

排水の勾配は、素人には判断しづらい

人工芝には水抜き穴がありますが、水は下地の勾配に沿って抜けていきます。水がたまる場所ができると、人工芝の下が湿ったままになり、藻が出たり匂いが出たりすることがあります。厄介なのは、既存の地面に勾配がついているかどうかを、目視で判断するのが難しい点です。何mにつき何cm下がっているか、という単位の話なので、水平器や糸を張って確認する作業が要ります。雨の日に庭を見て水がどこへ流れるか観察しておくと手がかりになります。

面積が広くなるほど、難しさが増えます

狭い場所なら1枚で足りますが、広くなると継ぎ目が増えます。継ぎ目は直線が出ていないと目立ちますし、上で書いたとおり毛足の向きを全部そろえる必要もあります。ロールが長く重くなるほど1人では取り回せず、位置決めをやり直すのも大仕事になります。面積は材料の量だけでなく、作業の難易度そのものを押し上げます。

逆に、自分でやったほうが早いケース

この判断は「腕の問題」ではありません 土を掘って運ぶ、締め固める、勾配を見る。これらは技術というより、道具と時間と体力の問題です。平日に半日ずつしか動けないのか、週末にまとめて2日取れるのかで、現実的な選択肢は変わります。

下地からやる規模になりそうなら、見積もりを取ってみると、判断の材料が増えます。複数の業者に出してもらうと、工事の範囲の切り方や工法が業者ごとに違うことが見えてきます。1社だけでは、その内容が自分の庭に合っているのかを比べようがありません。「頼む前提」でなくても、下地に何が必要とされているかを知る手段になります。

ご利用にあたって 本ツールの計算結果は参考値です。人工芝の実際の寸法・幅の許容差・毛の向きは商品によって異なります。 発注の前に、必ず現物のサイズを商品ページで確認し、敷く場所をご自身でメジャー採寸したうえで、余裕を持った数量で発注してください。 本サイトは、計算結果および本サイトの利用によって生じたいかなる損害についても責任を負いません。