2×4材は何本必要か
ディアウォールやラブリコなどの突っ張り式2×4材で壁面収納を作るとき、天井高さと柱・棚受けの本数を入れると、定尺の2×4材が何本必要かがその場で出ます。端材の量と無駄率まで表示します。
この計算は何をしているのか
2×4材は、ホームセンターでは「好きな長さ」ではなく3F・6F・8F…といった決まった長さ(定尺)でしか売っていません。だから「柱に何mm必要か」が分かっても、そのままでは買えません。必要な長さを、定尺の材にどう詰め合わせれば足りるかを計算して、初めて「何本」になります。これは人工芝をロールの本数に変換するのと同じ考え方です。→ 人工芝は何ロール必要か
詰め合わせは、長い材から順に、まだ入る定尺の残り長さに入れていく方式です(先に長い材を確定させたほうが、無駄なく詰められます)。柱と棚受けは長さが違うことがほとんどなので、この詰め合わせを飛ばして「本数×長さ」を定尺の長さで割るだけだと、実際より少ない本数しか出ません。
アジャスターの「差し引き寸法」はなぜ必要か
ディアウォールやラブリコは、2×4材の上下に専用の金具(アジャスター)を取り付け、バネの力で天井と床の間に突っ張らせて固定します。この金具の分だけ、柱の実寸は天井高さより短くなければなりません。天井高さのまま切ってしまうと、柱が長すぎて突っ張りません。
差し引く寸法は金具の構造によって変わります。このツールの初期値(ディアウォール相当45mm・ラブリコ相当95mm・突っ張りジャッキ式100mm)は、市場でよく見る製品の目安として置いているだけで、特定メーカーの規格を転載したものではありません。必ず、実際に購入する製品の説明書・商品ページに書かれている指定値に置き換えて計算してください。短すぎれば突っ張らず、長すぎれば天井に入りません。
柱の間隔について
柱(支柱)を何本、どの間隔で立てるかは、棚に乗せるものの重さと奥行きに左右されます。間隔を空けすぎると、棚板や横桟がたわみやすくなります。一般的な注意点として、次のような点を確認してから本数と配置を決めてください。
- 収納するものが重い・奥行きが深いほど、柱の間隔は詰めるほうが安全側になります。
- 柱と壁・床の設置面が、突っ張りに耐えられる強度(壁の下地・床の材質)かどうかは、金具の説明書で確認が必要です。
- 棚受けの本数と位置は、柱と柱の間で棚板がたわまない間隔にします。
耐荷重にかかわる具体的な数値は、使用する2×4材とアジャスターの組み合わせで変わるため、このツールでは扱いません。購入する金具・棚受け金具の説明書の指示に従ってください。
定尺を変えると、無駄率はどう変わるか
柱の長さが定尺の長さでちょうど割り切れないと、1本の定尺から中途半端な余りが出ます。上の「定尺を変えたときの比較」表は、同じ柱・棚受けの本数と長さのまま、定尺だけを3F・6F・8Fに変えて必要本数と無駄率を並べたものです。柱の長さに近い定尺(もしくはその倍数に近い定尺)を選ぶと、無駄率が下がることがあります。逆に短い定尺は取り回しやすい一方、継ぎ目や端材が増えがちです。
カットしてもらう選択肢
多くのホームセンターには、購入した木材を指定寸法にカットしてくれるサービスがあります(1カットあたり数十円程度の有料が一般的です)。柱の長さのように同じ寸法を何本も切る作業は、自宅でのカットより店舗のカットサービスのほうが早く、寸法もそろいます。このツールで出した「柱の長さ」「棚受けの長さ」をそのままカット指示に使えます。
よくあるつまずき
「天井高さのまま切ってしまった」
アジャスターの差し引きを忘れて天井高さそのままで切ると、柱が長すぎて突っ張りません。切り直しがきかないので、切る前に差し引き寸法を製品ページで確認してください。
「本数だけ数えて、定尺の詰め合わせを考えなかった」
「柱3本+棚受け8本=11本」と数えて、定尺も11本買うと足りないことも、多く買いすぎることもあります。1本の定尺から複数の材が取れるかどうかは、長さの組み合わせ次第です。このツールの「必要本数」は、その詰め合わせまで計算した本数です。
「柱の間隔を空けすぎた」
柱の本数を減らすと材料費は下がりますが、棚に乗せる荷重を受け止める柱が減ります。本数を減らす前に、収納するものの重さと相談してください。