人工芝の固定ピン・ジョイントテープは何本必要か
人工芝の本体(ロール)の必要本数は こちらのツール で計算できます。このページは、その次に忘れられがちな固定ピンとジョイントテープの必要本数だけに絞って計算します。どちらも面積では決まらず、外周の長さと継ぎ目の長さという「線」の長さで決まります。
なぜ「面積」では本数が決まらないのか
人工芝の本体(ロール)は面積で必要量が決まりますが、固定ピンとジョイントテープは違います。ピンは「外周」と「継ぎ目」という線に沿って打ち、テープは「継ぎ目」という線に沿って貼るからです。同じ面積でも、細長い形と正方形に近い形では外周・継ぎ目の長さがまったく違うので、必要な本数も変わります。
たとえば幅5m × 奥行4m(20㎡)の場所に、幅1mのロールをタテ張りする場合を考えます。
これは 人工芝は何ロール必要か の解説にある考え方と同じです。列数が決まれば継ぎ目の本数と長さが決まり、そこからピンとテープの本数を導けます。ロール数そのものはこのページでは計算しません。本体の本数は上のリンク先で先に出しておいてください。
固定ピンは、外周だけ間隔を詰める
ピンの本数は面積からは決まりません。どこに打つかで決まります。このツールは3か所に分けて数えています。
- 外周 — めくれの起点はほぼ100%ここです。人工芝は風を受けると端から持ち上がろうとするので、外周だけは間隔を詰めます。初期値は30cmにしていますが、風の当たる立地ではさらに詰めることがあります。
- 継ぎ目 — 隣り合う2枚の芝を突き合わせた線です。ここが浮くと継ぎ目が割れて下地が見えてしまうので、面内より間隔を詰めて打つのが基本です。
- 面内 — 真ん中は、人工芝が風で波打たない程度に押さえます。外周ほど詰める必要はありません。
面内は格子状に打つ前提で数えているため、継ぎ目の線と重なる点をあらためて数えている場合があります。結果は少し多めに出ます。ピンは1本あたりの単価が安く、足りないと作業が止まる部材なので、多めに出る側に倒してあります。
ジョイントテープは「継ぎ目の合計長さ」から選ぶ
ジョイントテープは、継ぎ目に沿って裏側から貼って2枚をつなぐための資材です。必要な本数は、面積ではなく継ぎ目の合計長さで決まります。
ロス率を見込む理由は、テープを継ぎ目の始点・終点でぴったり使い切れないことと、途中で貼り直しが発生することがあるためです。上の入力欄の初期値は8%にしてあります。テープの粘着剤の種類や幅は商品によって差があるので、本数の計算とは別に、商品ページで人工芝の裏材(デニム調・不織布など)に対応しているかを確認してください。対応していない組み合わせだと、接着不良の原因になります。
テープの規格(1本あたりの長さ)はメーカーによって10m・20m・25m・50mなどさまざまです。断定できないので、上の入力欄はプリセット+自由入力にしてあります。商品ページの表記に合わせて選んでください。
よくあるつまずき
「ロール数と同じ感覚でピンを見積もった」
面積が広くても、正方形に近い形なら外周は意外と短く済みます。逆に細長い花壇のような形は、面積の割に外周が長く、ピンが多く要ります。面積ではなく、上の「外周の合計長さ」の数字で判断してください。
「継ぎ目の本数を数え忘れた」
ロール1本で足りる面積でも、L字や複数エリアに分けて敷く場合は継ぎ目が発生します。継ぎ目が1本増えるごとに、その長さぶんのテープと継ぎ目ピンが追加で必要です。
「テープが継ぎ目の途中で足りなくなった」
継ぎ目の合計長さぴったりでテープを買うと、貼り直しや重なりぶんで足りなくなることがあります。上のロス率を0%にせず、多少の余裕を残してください。
関連する計算
- 人工芝は何ロール必要か人工芝本体の必要ロール数と端材を計算します。まずこちらで本体の本数を出してください
- 防草シートは何m必要か(固定ピンの本数まで)人工芝の下に敷く防草シート側の必要量と、そちらの固定ピン本数を計算します