ウッドデッキの束石・根太の本数は何個必要か
デッキの幅と奥行きを入れると、束石(根太束)の個数と根太用の木材の本数がその場で出ます。床板(デッキ材)の枚数は対象外です。→ 床板の必要量はこちら
この計算は何をしているのか
ウッドデッキの床下は、床板 → 根太 → 束石(または根太束)という3段構造になっています。床板を支える横木が根太、根太を地面から支える基礎が束石です。このツールは、幅と奥行きを入力して、根太を何本並べ、それぞれの根太を何個の束石で支えるかを、格子状に数えているだけです。
根太は「面と面の間」ではなく「線」なので、幅を等間隔に区切ると、区切り線の数は間隔の数より1本多くなります(フェンスの支柱と同じ考え方です)。
根太の両端には必ず束石が要ります。①と同じ理由で、ピッチの数に対して束石は1個多くなります。
根太の交点ごとに束石が1個ずつ乗る、格子状の配置を想定しています。実際の現場では、外周や大引の位置に合わせて多少前後しますが、目安としてはこの掛け算で足ります。
奥行きが木材の定尺より長い場合、1本の根太を2本の木材をつないで作ります。継ぎ目は必ず束石の真上に来るように木材の長さを選ぶと、強度と見た目の両方で安全側になります。
根太ピッチと束石ピッチ、どちらを狭めるべきか
床板が薄いほど、たわみを防ぐために根太の間隔(根太ピッチ)を狭くする必要があります。逆に根太そのものが太ければ、根太を支える束石の間隔(束石ピッチ)は広げられます。どちらも「何mmが正解」という統一基準はなく、使う木材のメーカーが公開している仕様に従うのが基本です。このツールはあくまで「入力した数値どおりに組んだら、何個要るか」を数える道具であり、その数値自体の妥当性は別途確認してください。
床下の高さで、構造がまるごと変わる
このツールは、根太を束石(または高さ調整のできる根太束)の上に直接乗せる、低いウッドデッキ(床下がおおよそ人が入らない高さ)を前提にした簡易計算です。床下が高くなる、あるいはデッキが広くなる場合は、根太の下にさらに「大引」という太い横木を渡し、束石の数そのものを減らして根太を大引に架け渡す構造がよく使われます。大引を使うかどうかは、この計算には含まれていません。デッキが高い・広い・重い物を置く予定がある場合は、この結果をそのまま使わず、木材店やメーカーの施工マニュアルで構造を確認してください。
買い物リストに追加で要るもの
- 束石と根太をつなぐ金具・ビス — 束石の上に根太を直接置くだけでは動いてしまうため、専用の金具や羽子板ボルトで固定します。金具の本数は束石の個数と同じだけ必要です。
- 防腐・防蟻処理された木材 — 地面に近い根太・束石まわりは湿気と白蟻の影響を受けやすい場所です。屋外・地面近くでの使用に対応した木材かどうかを商品ページで確認してください。
- 床板(デッキ材) — この計算には含まれていません。→ ウッドデッキの材料拾い出し
- 水平器・遣り方の道具 — 束石の高さがすべて揃っていないと、床が傾きます。施工前の水平出しが仕上がりを左右します。
よくあるつまずき
「根太の本数だけ数えて、束石を数え忘れた」
根太は木材店やホームセンターで本数を数えやすいのですが、束石は個数が多くなりがちで見落とされやすい資材です。上の計算では両方を同時に出しています。
「継ぎ目が束石からズレて、根太が宙に浮いた」
奥行きが木材の定尺を超える場合、根太は必ず2本をつなぐことになります。このとき継ぎ目が束石の真上に来ないと、その部分だけ支えがない状態になります。木材を発注する前に、束石の位置と継ぎ目の位置を図面上で照らし合わせてください。
「後から東石が足りないと気づいた」
特に外周の四隅は、幅方向・奥行き方向の両方の端に該当するため、見落として数え忘れやすい位置です。上の図のとおり、四隅にも必ず束石が入ります。